fr2 for KDIC 作成手順 fr2は、SAITO Yasuhiroさんが公開してくださっている仏和・和仏辞書データで、 Palmでも使えるようにアクセント記号を抜いたデータも加えられている物です。(感謝) これをKDICで使えるようにする作業を以下に記した。 fr2は元々、PDIC for windows, WDIC for palmの辞書データなので、そのままPalmで使えるのだが、 今のところKDICのメリットも大きいので変更して使ってみる。 各辞書ソフトの特徴 ・KDIC 辞書サイズが小さい DAでもスクロールで前後の単語を見れる。 ・WDIC PDICデータがそのまま使える フリーウエア 単語選択しなくてもタップでワードジャンプできる MeDocリーダ機能あり 辞書名がメニューで一覧できる 使えるフォントサイズが多い 履歴が一覧できる 検索機能あり 単語登録機能あり DAでもコピーが可能 1.辞書データの取得 1-1.fj2.zipを取ってくる。(http://town.ruru.ne.jp/y-saito/palm/wdicfr2.html) 1-2.取ってきたデータを解凍。 2.辞書データのマージ、変換 3つに分かれている辞書データを1ファイルにまとめ、1行テキスト形式のファイルに変更する。 2-1.PDICを開く 2-1.メニューバーから、File/辞書グループ新規作成をクリックで 「辞書グループ新規作成」ウインドウが表示される。 2-1-1.[辞書追加]クリックで「辞書の追加」ウインドウが表示される。 ・解凍した中のfr2.dicを選択して[開く]クリックで 「辞書グループ新規作成」ウインドウに戻る。  使用辞書にfr2.dicが表示されている。 2-1-2.[マージ]をクリックで「一括単語登録」ウインドウが表示される。 ・転送元辞書[参照]をクリックで「転送元ファイル名」ウインドウが表示される。 ・解凍した中のirreg_f.dicを選択して[開く]クリックで  「一括単語登録」ウインドウに戻る ・同一単語の処理は「改行付きで付け加える」にする ・[OK]クリックで辞書データのマージを行いマージ結果を表示するので [OK]クリックで「辞書グループ新規作成」ウインドウに戻る 2-1-3.再度[マージ]をクリックで「一括単語登録」ウインドウが表示される ・転送元辞書[参照]をクリックで「転送元ファイル名」ウインドウが表示される。 ・解凍した中のJF.dicを選択して[開く]クリックで 「一括単語登録」ウインドウに戻る。 ・同一単語の処理は「改行付きで付け加える」にする。 ・[OK]クリックで辞書データのマージを行いマージ結果を表示するので [OK]クリックで「辞書グループ新規作成」ウインドウに戻る。 2-1-4.[ツール▼]/[辞書の変換]クリックで「辞書の変換」ウインドウが表示される。 ・転送元辞書は、「PDIC形式」選択 ・転送先辞書は、「1行テキスト形式」選択 ・転送先辞書 [参照]クリックで「出力(転送先)ファイル名」ウインドウが表示される。 適当に転送先ファイル名をつけて[開く]クリックで辞書の変換」ウインドウに戻る。 ・[詳細]クリックで「辞書の変換-詳細設定」ウインドウが表示される。 ・1行テキスト形式の区切りは「 ///」 ・辞書格納率100% ・あとはデフォルト ・[OK]クリックで「辞書の変換」ウインドウに戻る。 ・[OK]クリックで辞書変換実行し、変換結果表示するので [OK]クリックで「辞書グループ新規作成」ウインドウに戻る。 2-1-5.Pdicの辞書にしないので[Cancel]クリックでメインウインドウに戻る。 2-2.PDICを終了 2-3.特に必要なければ作成した辞書変換データ以外は削除して良い 3.改行記号の変更 KDICとPDICでは、改行コードが違うので変更を行なう。 ファイルが大きい場合スクリプト等組んで行なったほうが良いが このファイルの場合はテキストエディタで行なったほうが手っ取り早い。 3-1.sakura.exe等のエディタで1行テキスト形式に変換したファイルを開く 3-2.「\ 」を「\n」に全置換 3-3.上書き保存してエディタ終了する。 4.KDICファイルの作成 4-1.kdic0146.zipを取ってくる(http://www002.upp.so-net.ne.jp/kei-k/index.htm) 4-2.取ってきたデータを解凍。 4-3.解凍したフォルダ内にgendic.exeとcompdic.exeがあるので そこに先ほど作った辞書変換ファイルを持ってくる 4-4.コマンドプロンプトを開く 4-4-1.作成した辞書データと同じフォルダに移動 4-4-2.GENDICで辞書生成(解凍ファイル内のマニュアル参照) gendic -n 辞書表示名 -o 辞書ファイル名 元ファイル名 5.Palmにインストール ・できたファイルを外部メモリの以下のフォルダにコピー(本体メモリにホットシンクでも良い) PALM\programs\Msfiles